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  • 執筆者の写真Megumi Takeyama

「歌が上手い」ってどういうこと?

皆さんは「歌が上手い人」って、どういう風な人だと思いますか?


高い音が出せる?

音程が正確?

ビブラートがキレイ?


私は、バークリー音大時代、これらのいわゆる「テクニック」を磨くことから逃げてきました。

理由は、練習が嫌いだった(正しい練習の仕方がわからなかった)

というのもありますが(汗)


テクニックばかり気にして、自分に酔ったボーリストになりたくなかったのです。

でも、今はこういう「テクニック」も必要だと思います。


テクニックは、自分が表現したいことをするための「引き出し」にすぎません。


なので、実際にオーディエンスの前で歌う時、テクニックを披露することばかり気にしながら歌っていては、一番大事な「自分を表現すること」に集中できていないということになります。


引き出しを開けることだけに、集中しちゃだめ、というわけですね。


単純に引き出しの数が増えれば増えるほど、表現の幅も広がります。


ですので、やっぱり反復して発声練習・発音練習をしたり、この人上手いな〜!と思った

歌手の歌を完コピ(ブレスやビブラートのタイミング、声をわざと掠れさせる、フェイクやアドリブなど)することってとても大事なのです。


こういったことを繰り返し繰り返し練習して、テクニックを自分の中に落とし込めば

実際のパフォーマンスの時に意識せずとも使えている自分がいます。

(もちろん毎回そういう状態も持っていくには、経験が必要ですが)


そう、本当に初めて使うリフを、パフォーマンス中に出せたりするのです。

歌のうまさって、正確であることではなく

「いかに自分をナチュラルに表現できているか」だと思うんです。

正確であることだけを求めるなら、ロボットと一緒ですよね❤



テクニックを気にせず自由に気持ちよく歌えている時って、空を飛んでいるみたいな感覚になりますよ〜✨



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